第1章 スタイルの基本について

この章を読んでできるようになること

スタイルを知っていると、複雑な書式を繰り返し使うときにボタン一つでその書式を指定することができます。

短い文章を書く時にはあまり意識される機能ではありませんが、マニュアルや計画等を作成するときにはスタイルの活用法を覚えておくことで作業時間を半分にすることも可能だと思います。初心者の方には、まずスタイル機能というものがあることを覚えていただきたいです。

用語の説明

スタイル

文字の色等の文字書式とインデント等の段落書式の設定をひとまとめにしたものです。

文字書式や段落書式は聞きなれない言葉だと思いますが、本章では省略します。第8章で詳しく取り扱います。

やり方

スタイルを使うためには、2ステップの作業を覚える必要があります。その2ステップとは、「スタイルの作成」と「スタイルの適用」になります。

順番から言えば、作成からやっていくのですが、わかりやすさを優先してスタイルの適用からやり方を書いていきます。

スタイルの適用

Wordには、あらかじめいくつかのスタイルが用意されています。まずは、これらのスタイルを使って適用の仕方を説明します。

まず、スタイルを適用する部分を選択します

今回は、「緑茶の美味しい入れ方」の部分を選択します。(下画像では分かりやすさを優先して、行すべてを選択していますが、カーソルを合わせるだけでも大丈夫です。)

 

 

次に【ホームタブ:スタイルグループ:スタイルダイアログ】を開きます。スタイル項目にある▼ボタン(▼の上辺に線が入っている)をクリックしてください。

これからWordのクリックする場所については、【 】内に記載をしていきます。クリック場所がわからないという場合があるかもしれませんが、画像でも示してきますので安心してください。

そうするとWordに登録されたスタイルの一部が表示されます。この中から「表題」を選択します。

選択していた部分に「表題」スタイルが適用されて下図のように文字書式と段落書式が変更されます。

上記のように複雑な操作なしにワンクリックで文字書式や段落書式をまとめて変更できます。これがスタイルの特徴です。スタイルに組み込まれたいくつかの書式を一括で指定することができるのです。

ここまでがスタイルの適用です。

スタイルの作成

最初に適用したいスタイルの書式を自分で作る必要があります。例えば、文字の大きさを16pt、文字の色は、緑色、段落の始まりは一字下げ、といった書式を毎回使うとします。これらの設定をまず、いつも通りに作成してください。あくまで例ですので、上記のとおりの設定を作成しなくても大丈夫です。念のため、今回、例で使う書式の作成の仕方を下に書いておきます。

作成できましたら、その部分を選択してください。

この状態で、【ホームタブ:スタイルグループ:スタイルダイアログ】を開いてください。スタイル適用の時にクリックしたボタンです。そして、ダイアログ左下のアイコン「新しいスタイル」をクリックしてください。

そうすると、下の画像にあるように「書式から新しいスタイルを作成」の画面が出るので、名前をつけてください。この名前は何でも構いません。OKボタンをクリックすれば、スタイルの作成は完了となります。

スタイルの作成が完了すると、スタイルの一覧に作成したものが追加されます。先ほどのスタイルダイアログに追加されますが、【ホームタブ:スタイルグループ】の左側にも追加されます。

ここまでがスタイルの作成になります。

スタイルの適用(作成した書式を使用)

上のほうでスタイルの適用とスタイルの作成を行いました。

それでは、あなたが作成した書式を適用してみましょう。私の場合は、「16pt緑字」といった名前をつけています。同様の手順でスタイルを適用したい箇所を選択してください。その後、スタイル項目の「16pt緑字」を適用してみます。

上記のようにスタイルの適用により、書式が変更されました。再び、フォント等の設定をする必要がなく、ワンクリックで書式の変更ができました。

スタイルの適用は、上記画像のように【スタイルダイアログ】から行うこともできますし、【スタイルグループ】から行うこともできます。

Tips

スタイルは文書ごとに設定が記録されるため、他のWord文書や新しく作る文書には影響を与えません。失敗したら文書を削除すれば良いので、気軽に練習することができます。

また、作成したスタイルを他の文書に移動することも可能ですので(第14章参照)、思うままに作ってみてください。

 

第2章