第7章 スタイルの応用1

この章を読んでできるようになること

スタイルを活用している場合に限りますが、書式をまとめて変更できるようになります。

例えばあるスタイルを使用しているとします。そのスタイルを使用している場所が幾つかあるとすると、スタイルを編集するだけで該当箇所全てが同様に修正されます。遠く離れた段落で同じスタイルを使用している場合は、それぞれ選択して修正する手間を省くことができます。

他には、スタイルの表示、非表示を設定できます。これにより、さらにスタイルが使用しやすくなります。初期設定のままでスタイルを利用していると、使用する予定のないスタイルまで表示されてしまい、大変使いにくいです。そこで、自分でカスタマイズすることにより、更にスムーズに扱えるようになります。

用語の説明

スタイルギャラリー

スタイルの一覧と言うこともあります。【ホームタブ:スタイルグループ】に表示されている部分です。▼ボタンを押すことで拡張できます。

スタイルウィンドウ

【ホームタブ:スタイルグループ:スタイルダイアログ】で開くことができます。スタイルギャラリーと似たような形でスタイルが表示されます。各段落へのスタイル適用の仕方は、スタイルギャラリーと同様です。

以下では、スタイルギャラリー(スタイルの一覧)を使用する部分がありますが、スタイルウィンドウでも同様の動作が可能です。スタイルギャラリーかスタイルウィンドウのどちらを使うのかは好みです。

やり方

スタイルの書式の一括変更

節の見出しに「緑茶見出し」スタイルを使っているとします。あくまでスタイル名は仮名ですので、お好きなスタイルを使っていただいて大丈夫です。

この見出しが2個や3個なら直接編集すれば事足りますが、10以上あるとそれは大きな手間になります。例えば、文字の色を変えたいとかですね。このような時に使用しているスタイルの書式を変更すれば、まとめて見出しを変更できます。

まずは、使用しているスタイル名を特定することから始めます。といっても、変更したい節にカーソルをあわせて、スタイルギャラリーを表示すれば、使用しているスタイルが四角で囲まれているのですぐに分かると思います。

そのスタイルを右クリックして変更をクリックすると、スタイルの設定画面が表示されます。ここの編集方法は、第1章第5章でも扱いましたが、簡単に書いておきます。

フォントや文字サイズ等は、すでに設定画面に表示されていますのでその部分を修正すればよいです。更に詳細に設定したい場合は、左下の書式のボタンをクリックして編集を続ければ大丈夫です。

編集が終わったら、OKボタンをクリックして編集を完了させます。するとそのスタイルを使っている段落全てに編集内容が適用されているのが分かると思います。

スタイルを利用していれば、このように複数個所を一括で編集する場合でも手軽かつ便利に行うことが可能となります。

スタイルの非表示(スタイルギャラリー)

いたずらにスタイルを作成していくと、スタイルギャラリーが窮屈になってきます。目的のスタイルを探すのが困難になるため、普段使わないスタイルは非表示にしておくとすっきりします。

まずは、スタイルギャラリーの中で不要なスタイルにカーソルを合わせて、右クリックをします。そして、削除を選択すればスタイルギャラリーの中から削除されます。

ここでは、スタイルギャラリーから削除と表現していますが、これはスタイルギャラリーから削除するだけでスタイルのデータ自体は削除されません。実質的には、スタイルの非表示と言えます。

スタイルの表示(スタイルギャラリー)

ここでスタイルギャラリーに表示させたいスタイルを右クリックして、スタイルギャラリーに追加すれば元通りに表示することが可能です。

スタイルウィンドウは、【ホームタブ;スタイルグループ:スタイルダイアログ】で表示できます。

スタイルの削除

上では、スタイルの表示、非表示を行いましたが、ここでは自作したスタイルの削除を行います。

ちなみに削除は、自作したスタイルのみ可能であり、もともとWordに備わっているスタイルは削除できません。そのためスタイルギャラリーやスタイルウィンドウではスタイルの非表示を行うことで使いやすくする必要があるわけです。

スタイルの削除の方法は簡単です。スタイルウィンドウを表示させ、目的のスタイルを右クリックし、「スタイル名の削除」を選択するだけです。ただ、削除するには、注意を払う必要があります。なぜならば、文書内で使用しているスタイルを削除すると、そのスタイルを使用している段落がWordにもともとある「標準」のスタイルに戻ってしまうからです。安易にスタイルの削除を行うと思わぬ結果につながりかねませんので、削除する場合は、そのスタイルが本当に必要ないことと文書内で使用していないことの2点をしっかり確認して行うようにしたいですね。

スタイルウィンドウの使い勝手向上

スタイルギャラリーを利用する代わりにスタイルウィンドウを使用することもできますが、そのままだと使いにくいため、幾つか設定を変える必要があります。

スタイルウィンドウの下の辺りに「プレビューで表示する」とあるのでチェックをいれます。こうすると各スタイルの書式が表示されるようになるため、目的のスタイルが見つけやすくなります。

次にスタイルウィンドウの右下のオプションをクリックしていくつか設定を変更します。

ここで自分の好みに設定すれば自分が使用したいスタイルのみを表示させることができるようになります。特に表示するスタイルには、「使用中のスタイル」に設定することをお勧めします。

本文内で使用しているスタイルのみの表示となるため余計なスタイルが表示されず大変便利となります。

 

第8章