第17章 画像を自由に配置する

この章を読んでできるようになること

章題にあるように画像を自由に配置できるようになります。Wordに挿入した画像というのは正しいやり方を知らないと厄介であり、思うままに配置できないことも起こり得ます。

画像の正しい扱い方がわかると、ストレスを感じることなく文章に色どりを添えることができるようになるでしょう。

用語の説明

アンカー記号

画像を挿入したときに、その画像がどの段落に属しているか明示するものです。文書の左端に錨のアイコンが表示されます。

やり方

画像を挿入したときのデフォルト設定

文書に画像を挿入するには、【挿入タブ:図グループ】の「画像」をクリックするかコピーしてきた画像を貼り付ければできます。

さて、この画像の配置形式ですが、デフォルトでは「行内」形式で配置されます。この「行内」形式を理解することが、画像を自由に配置するための第1歩となります。この状態の画像をマウスでドラッグしてみればわかると思いますが、自分の好きな場所に配置できるわけではありません。文字が既に入力されている場所か改行マークがある場所のみ配置が可能になっています。これは、「行内」形式が、画像を一つの大きな文字のようなものとして扱っているが故です。

下の比較画像を見てください。「茶」の文字とお茶の画像の扱い方が非常に似通っているのが分かるかと思います。

この認識を持っていると「行内」形式は途端に扱いやすくなるのでよく覚えておいてください。

画像の配置形式

上ではデフォルトの「行内」形式の扱い方を書きましたが、画像を文書内の好きな場所に配置できる形式も勿論あります。「行内」形式以外を選べば、自由に配置できますが、ここで主に使うのは「四角」形式です。

画像を一度クリックすると「書式タブ」が表示されます。【書式タブ:配置グループ】の「文字列の折り返し」をクリックして「四角」形式を選択してください。

「四角」形式を選択すると以下のように画像の周囲に文字が回り込んで配置されるようになります。

他にも形式はあるので試してみてください。画像と文字を重ねたい場合は、「前面」や「背面」が役立つでしょう。

「四角」や「上下」、「外周」、「内部」形式を利用しているときは、文字と画像の間隔を変更することができます。先ほどの【書式タブ:配置グループ】の「文字列の折り返し」のその他のレイアウトオプションをクリックしてください。

そうすると「レイアウトダイアログ」が開きますので、「文字列の折り返し」にある「文字列との間隔」を指定してください。

画像の扱いに困ったら「行内」形式か「四角」形式のどちらかを使ってみるとよいと思います。その他の形式は慣れてからで大丈夫です。2つの形式の違いを理解しておけばそう困ることはないでしょう。

「行内」画像の配置

先ほど、「行内」形式では、画像は文字のように扱われると書きましたが、この特性のため「行内」形式の画像には、「行揃え」の書式が設定できます。文書の中央線上に画像を持ってきたいときには、「中央揃え」の書式を設定すれば良いでしょう。

また、当然、インデントを使っての位置指定も可能です。

画像の位置指定

上記のように細かく画像の位置を指定するやり方以外にもWordが用意している位置指定のコマンドも存在します。このコマンドを使えば、文書一枚を9分割したような位置に画像を配置することができます。【書式タブ:配置グループ】の「位置」をクリックしてください。すると9つのアイコンが表示されます。

例えば、左上のアイコンをクリックすると余白の左上に画像を揃える形で画像が配置されます。

このアイコンの使い方はイメージがしやすいので使い方を覚えておいて損はないと思います。

画像とアンカー記号の関係

「行内」形式以外を利用する場合、アンカー記号というものが文書左端に表示されるようになります。この記号は画像がどこの段落に属しているかを示すものになります。

例えば、上の画像では「急須に~」の左側にアンカー記号がありますが、この段落を上下させるとその操作についていくように画像の配置も変更されます。このアンカー記号はドラッグさせて、画像を他の段落に属するように指定することも可能です。

「行内」形式以外の形式は確かに自由に画像を配置可能ですが、画像と段落が決して無関係になったわけではないので、その辺りは覚えておく必要があります。

Tips

画像の配置形式の項目で扱ったレイアウトの詳細設定をさらに変更すれば、より精確な画像配置が可能となりますので、興味のある方は触ってみてください。

 

 

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